先日、ソフトバンクの新サービス【LINEMO】について、「ソフトバンクユーザーはLINEMOへ乗り換えるべきなのか?」と相談がありましたので、現役のソフトバンク店員がソフトバンクとLINEMOの料金について、具体的に徹底的に解説いたします。
まず、LINEMOの特徴は3つです。4Gでも5Gでも利用できる、月間データ通信量20GBまで高速通信が使える、基本料金は月額2,728円だけ。もし、現在の料金が2,728円より高い、そして毎月のデータ通信量20GB以下なら変更する価値があります。
また、先日はLINEMOに新たなプランが提供開始となりました。それは、3GBまで使える「ミニプラン」です。しかも、月額990円。もはや格安スマホは必要とされない時代ですね。
ただし、これには条件があります。「オンライン専用プラン」であるため、基本的に店頭でサポートは受けられないということ。これがクリアできる人であれば確実にお得でしょう。
それでは、解説していきます。
LINEMOで料金はどれだけ安くなるのか?
LINEMOは、4Gでも5Gでも料金は同じです。料金プランは、20GBまで使える「スマホプラン(月額2,728円)」、そして3GBまで使える「ミニプラン(月額990円)」も加わりました。
もちろん、どちらもLINEのトークや通話が使い放題になる「LINEギガフリー」対応です。
ただし、家族割や光セット割はなく、無料通話もありません。通話料は22円/30秒で、通話オプションは別途契約できます。そして、Softbankの旧プランでは有料だった「テザリングオプション(月額550円)」もLINEMOでは無料です。
通話オプション(通常)
通話が多い人なら、通話オプションを契約しておきましょう。1回の通話が5分以内なら何度かけても無料、または24時間かけ放題の2種類となり、自分に合ったほうを選択しましょう。
- 通話準定額(5分間通話無料):月額550円
- 通話定額(24時間通話無料):月額1,650円
また、通話オプションは「有料オプション」のひとつです。いつでも契約、廃止は可能です。
通話オプション(割引キャンペーン適用時)
- 通話準定額(5分間通話無料):月額550円→月額0円
- 通話定額(24時間通話無料):月額1,650円→月額1,100円
現在は「通話オプション割引キャンペーン」が適用されるため、1年間月額550円割引になります。
もし、20GBのデータ容量を使い切ってしまった場合でも、最大1Mbpsの通信できます。ギガが足りないときは1GBあたり550円/回でチャージできます。Softbankのチャージは1GBあたり1,100円なので約半額です。
Softbank→LINEMOへ乗り換えるべき人とは?
正しく料金プランを見直すためのコツは、6ヶ月や12ヶ月などの期間限定割引を適用させないことです。そして、逆に永年割引(家族割やSoftBank 光・Air加入で適用になる「おうち割 光セット」)を最大適用させた状態で比較するといいでしょう。
例えば、「基本料金+オプション-永年割引=合計金額」となります。
LINEMOの基本料金
- スマホプラン:月額2,728円
- ミニプラン:月額990円
LINEMOの通話オプション
- 通話準定額(5分間通話無料):月額550円
- 通話定額(24時間通話無料):月額1,650円
上記の金額をベースに現在のSoftbankでの契約内容と比較してみましょう。
この記事では、端末代金の分割支払はないものとします。理由は、Softbankでは「月月割」などの端末購入時の割引が廃止されているため、単純に「基本料金(+オプション)+端末代金=合計金額」で計算されるためです。
LINEMOへ乗り換えでどれくらい料金が安くなる?
メリハリ無制限(新プラン)
Softbankの新プラン「メリハリ無制限」は、ギガが無制限で使えて月額4,928円です。
テザリングおよびデータシェアの通信量含めて、3GB以下の月は自動的に1,650円割引となります(4,928円-1,650円=月額3,278円)。ここでは、3GB以上使うものとします。
- 基本料金:7,238円
- おうち割 光セット:-1,100円割引
- 新みんな家族割(3人以上):-1,210円割引
- 合計:月額4,928円
メリハリ無制限の最安基本料金は、4Gでも5Gでも月額4,928円となります。無料通話はなく通話オプションは別途契約可能です。
通話オプション
- 準定額オプション+(5分間通話無料):月額880円
- 定額オプション+(24時間通話無料):月額1,980円
Softbankの新プラン「メリハリ無制限」にする人は、20GB以上使うことが条件です。
メリハリプラン(旧プラン)
「メリハリ無制限」提供前の旧プランです。現在は新規受付終了となっており、これから申し込む人は「メリハリ無制限」となります。主なポイントは、ギガは50GBまで、家族割は4人以上で最大‐2,000円となることです。
- 基本料金:8,228円
- おうち割 光セット:-1,100円割引
- 新みんな家族割(4人以上):-2,200円割引
- 合計:月額4,928円
メリハリ無制限の最安基本料金は、4Gで月額4,928円となります。5Gの場合は別途オプション「5G基本料(月額1,100円)」が必要です。無料通話はなく、通話オプションは別途契約可能です。
通話オプション
- 準定額オプション+(5分間通話無料):月額880円
- 定額オプション+(24時間通話無料):月額1,980円
Softbankの旧プラン「メリハリプラン」にする人は、「メリハリ無制限」と同時に20GB以上使うことが条件です。
ウルトラギガモンスター+(旧プラン)
メリハリプランが提供されるまでは、Softbankのメインになっていた料金プランです。50GBまで使える、家族割が4人以上で-2,000円も同じです。メリハリプランとの違いは3GB未満の自動割引がない点だけです。
通話オプション
- 準定額オプション+(5分間通話無料):月額550円
- 定額オプション+(24時間通話無料):月額1,650円
割引適用後の基本料金は、メリハリプランと同じです。ただし、通話オプションは300円ほど安くなっています。現在、ウルトラギガモンスター+で50GB以上使う人なら、新プラン(メリハリ無制限)に変更したほうがいいでしょう。
ミニフィットプラン+(新プラン)
Softbankの新プラン「ミニフィットプラン+」は、ギガの使用が少ない人向けで、使用したギガに応じて段階的(0GB~3GBまで)に料金が上がる料金プランです。
「ミニフィットプラン+」は、段階的に上がる料金プランです
- 0~1GB未満:3,278円
- 1~2GB未満:4,378円
- 2~3GB未満:5,478円
もし、1GB以上使うなら、3GB以下の月は自動的に1,650円割引となる「メリハリ無制限(4,928円-1,650円=月額3,278円)」のほうがいいでしょう。
- 基本料金:3,278円
- おうち割 光セット:-1,100円割引
- 新みんな家族割:なし
- 合計:月額2,178円
通話オプション
- 準定額オプション+(5分間通話無料):月額880円
- 定額オプション+(24時間通話無料):月額1,980円
「ミニフィットプラン+」の最安基本料金は、月額2,178円~月額4,378となります。2GB以上使うなら、「メリハリ無制限のほうがお得では?」と感じますが、「ミニフィットプラン+」は家族割がありません。もし、単独さんでギガが少ない人なら「ミニフィットプラン+」がオススメです。
ミニフィットプラン(旧プラン)
「ミニフィットプラン+」提供前の料金プランです。こちらは0GB~5GBまでの変動制プランですが、新プランに比べてメリットはありません。新プランに変更、もしくはLINEMOに変更しましよう。
従量制プラン(データミニ、おてがるプラン、ミニモンスター、ミニフィット、ミニフィット+)で、月間データ通信量が1GB以上の人は、料金が高くなってしまうため、基本的にはLINEMOに乗り換えをオススメします。
しかし、ギガを使用しない人にとっては店頭サポートが受けられない「LINEMO」のほうがデメリットが大きくなる可能性があります。
上記以外の旧プラン
早急に料金プランの見直しをしましょう。解約金も高く、端末購入時の割引以外のメリットはほとんどありません。
上記のように比較してみると、LINEMOの月額料金が平均的にお得になっており、1ヶ月で使えるインターネット通信量も「20GB(月額2,728円)」と「3GB(月額990円)」という、大変嬉しい料金プランとなっているのが分かります。
永年割引がない人はLINEMOに乗り換えがオススメ!
Softbankの契約は「通話+通信+オプション-割引」の4つの構成で月額料金が決まります。ちなみに、LINEMOの契約は「通話+通信】」のみで構成されています。
Softbankを使っている人で、「家族割」や「おうち割」がない人は料金が高いと感じているでしょう。これは、ドコモでもauでも同じです。
LINEMOにするタイミングは、割引適用後の金額がLINEMOより高い場合です。Softbankでは、半年や1年間の限定割引もあり、また契約内容によっては端末購入時の割引がついている場合があります。
もし、家族割やおうち割の適用がない人は、大手キャリアでは割高になってしまいます。もし、操作が不安、サポートが必要、そんな人でも料金を安くする場合は実店舗がある「ワイモバイル」がいいでしょう。まずは、自分の契約がどうなっているのかチェックしておきましょう。
LINEMOにするときに注意すること
Softbankのメールアドレス「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」のメールアドレスが消滅します。
また、Softbankは4年分割が主流なので、端末代金の分割が残っている人も多いでしょう。しかし、LINEMOにしてしまうことで「あんしん保証パック」などの端末補償は廃止になります。ちなみに、LINEMOへ乗り換えた後も、Softbankからスマホ本体代金の分割請求は継続となります。
スマホが壊れたときや水濡れ、紛失時は高額な出費になることがります。現状「あんしん保証パック」等に加入している人は、LINEMOへ乗り換え前に、配送交換、バッテリー交換、不具合の修理後にLINEMOへ乗り換えたほうがいいでしょう。
他にも、Softbankのスマホを使っていたとしても、SIMロック解除されていない(または出来ない)端末を利用中の場合、LINEMOの利用ができません。必ずmy SoftBankや、ソフトバンクショップ、LINEMOのチャットサポート、などで、ご使用される端末が利用可能か、またはSIMロックを解除してから手続きをしましょう。
LINEMOで利用できないサービス
- ソフトバンクWi-Fiスポット
- 留守番電話
- 転送電話
- 割り込み電話
- グループ電話
- ナンバーブロック
- 迷惑電話ブロック
- 位置ナビ
- 一定額通知サービス
- 一定額ストップサービス
- 着信規制/発信規制
- 端末保証オプション
- データシェアオプション
- プラスメッセージ
- キャリアメール(MMS)(@i.softbank.jp、@ymobile.ne.jpを含む)
- PayPay連携
- Yahoo!プレミアムの利用料金割引
- 各種割引サービス(みんな家族割+/おうち割 光セット/家族割引サービス/おうち割 光セット(A)など)
- Apple Watch モバイル通信サービス
まとめ
SoftbankとLINEMOは、あくまでも兄弟会社として扱われているので、基地局の電波はSoftbankが主体となります。現状でSoftbankを利用できる人であれば、同じ電波の感度でLINEMOでも利用可能です。
しかも、LINE使用時のデータ通信量が無制限となっているので、嬉しい限りです。LINEMOの料金プランは、シンプルで、高品質です。しかし、LINEMOへの乗り換え手続きやサービスの確認、利用も全てインターネット上で行います。
最大40,000円現金キャッシュバック特典
下記のサイトでは、SoftBank Airを新規で申し込むと最大40,000円キャッシュバックが実施されています。
ややこしい条件もなく、また不要な有料オプションの加入も必要ありません。「お申し込みWebフォーム」からアクセスし、名前や連絡先などの必要事項を入力。あとは担当者から連絡を待つだけです。
ちなみに、課金開始月から起算して最短2ヵ月後にはキャッシュバックが指定した口座に振り込まれるも良心的ですね。
また、他社サービス(フレッツ光や光コラボ等)から乗り換え時には、違約金(解約金)や撤去費用が発生する場合があります。しかし、現在「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」を実施していますので、その費用に対して最大10万円までキャッシュバックが適用になります。
乗り換え費用もかからず、さらに4万円のキャッシュバックが貰えるのは嬉しいですね。どうせ、契約するならお得なところで契約しましょう。
公式:【SoftBank Air】工事不要!コンセントに差すだけで届いた日から高速インターネットがすぐ使える!
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,300円)もかかりません。
公式:ドコモオンラインショップ
公式:auオンラインショップ