携帯電話の3G回線サービス終了時期について、先日auは2022年3月末で、3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」の提供を終了すると報じています。
それに伴い3Gガラケー・スマホをはじめ、4GLTE対応機種においても「au VoLTE」に非対応の機種(2012年9月頃~2015年1月頃までに発売された機種)例えばDIGNO M (KYL22)やURBANO L03(KYY23)・Xperia Z3(SOL26)など、相当な種類の機種が使えなくなってしまうようです。
しかし、「au VoLTE」非対応機種の利用者へ向けたキャンペーンなどが充実してきましたので、機種の買い換えを検討するとなれば、これをうまく活用したいところです。
特に60歳以上の方が利用している携帯電話の場合、条件しだいでは複数の特典が適用になり最安980円でスマホが持てます。今回は新しく始まったキャンペーン「カケホ割60」をメインに特典の適用条件や注意点、それに関連したキャンペーンなどを詳しく解説します。
2019年10月以降は、こちらの記事「【au】カケホ割60を継続させる方法!60歳以上は新料金プランに変更すると高くなる?」も参考にしてください。
「カケホ割60」とは
「カケホ割60」とは、60歳以上の対象者が「AQUOS sense2 かんたん」、「BASIO3」「LG it」のいずれかを選択し、「auピタットプラン (カケホ)」を契約することで、利用料金が毎月1,100円割引になるキャンペーンです。
カケホとは、24時間国内通話が無料になるサービスです。1回5分間の通話無料はスーパーカケホとなります。簡単に説明すると「カケホ割60」が適用されることで、スーパーカケホと同じ料金で24時間国内通話が無料になるイメージですね。
ただし、番号案内サービス(104)やナビダイヤル(0570)などは有料です。
特典の内容・適用条件
適用には以下の3つ条件を満たした場合に、契約の翌月分から、毎月1,100円割引を永年適用となります。
- 対象者:契約者または利用者が60歳以上
- 対象料金プラン:auピタットプラン(カケホ)
- 対象機種:AQUOS sense2 かんたん、BASIO3、LG itのいずれかを購入
「BASIO3」 の特徴
スマホと言えばカメラ機能です。スライドカバーを開くだけで、すぐに起動でき、レンズを保護することもできます。
また、自分の身に何かあったときには、セキュリティロックをかけていても自身の情報を医療従事者等に提示できる「救急あんしん情報」機能が使えて安心です。
スマホでできることや、便利な活用方法などを実演販売士がわかりやすく紹介する「使いこなし動画」があらかじめインストールされています。さらに、同梱されている「スマホの健康診断/かざして診断カード」に本体裏側のauマークをかざせば、困りごとを診断・解決してくれます。
関連記事:シニア向けで操作も簡単!国産の「BASIO3」で新規も機種変更もお得にスマホデビュー!
「LG it」の特徴
最近にスマホにはめずらしいバッテリーの取り外しができる機種です。電池パックが劣化し、満充電してもすぐに電池消耗が激しく、電池残量がすぐに減ってしまったり、すぐに電源が落ちてしまう場合、簡単に電池交換できます。
また、画面を2回タップするだけでスリーブ画面のON/OFFが出来たり、余計なアプリをインストールしなくてもカメラをかざすだけで、QRコード読み取り機能を自動で起動して読み取りできます。
他にも、自分のスマホで操作方法を学べる 「auかんたんガイドアプリ」をあらかじめ搭載しています。
関連記事:「LG it LGV36」レビュー。シニアが機種選びで困らないための維持費や注意点を解説!
基本スペック比較表
メーカー/機種名 | 京セラ/BASIO3 | LG/LG it |
サイズ | 約71×144×9.9mm | 約72×145×8.0mm |
重量 | 約150g | 約140g |
連続待受時間 | 約580時間 | 約330時間 |
カメラ(アウト) | 1300万画素素 | 1300万画素 |
カメラ(イン) | 500万画 | 500万画素 |
充電器 | TypeC | 共通 ACアダプタ 05 |
電池パック | 脱着不可 | 脱着可 |
RAM | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB |
画面サイズ | 約5,0インチ | 約5.0インチ |
防水 | IPX5/IPX8 | ― |
防塵 | IP5X | ― |
CPU | MSM8937 1.4GHz | MSM8917 1.4GHz |
料金シミュレーション
ここからは、今回の「カケホ割60」だけでなく、その他の割引も適用させた料金シミュレーションになります。
(例)60歳以上+3Gケータイからの機種変更+スマートバリュー適用あり
- カケホ(2年契約):2,728円
- ピタットプラン(~1GB未満):1,870円
- LTE NET:330円
- カケホ割60:-1,100円
- 合計:3,828円
※端末代金は別途必要です。
さらに、3Gケータイからの機種変更や新規契約(MNP)と同時であれば、「スマホ応援割(-1,100円×1年間)」が適用されます。
また、3Gケータイからの機種変更もしくはMNPの場合、「ケータイ⇀auスマホ割(-1,100円×1年間)」が適用され、利用料金から毎月1,100円×1年間が割引になります。
- スマホ応援割:-1,100円×1年間
- ケータイ⇀auスマホ割:-1,100円×1年間
上記の割引が適用になることで、3,828円-2,200円となり、合計1,628円で利用することができます。
そして、家族内で「auひかり」や対象固定通信サービス(ネット+電話)または「auスマートポート」を契約している場合、「auスマートバリュー」が適用されることで、さらに550円が永年割引になります。
- auスマートバリュー:-550円×永年
上記の全ての条件を満たすことで「1,628円-550円=1,078円」で利用することができます。auスマートバリューについての詳しい解説は、こちらの記事をご覧ください。
上記の全ての割引を適用させることで、1年間は月額1,078円でスマホを利用することができます。2年目以降は「スマホ応援割」と「ケータイ⇀auスマホ割」が終了となり、月額3,278円となります。
併用可能なその他のキャンペーン
スマホ安心サポート
24時間体制の専用窓口でスマートフォンの基本的な使い方から使いこなしまで電話でサポートを受けられます。
専門スタッフが、スマートフォンを遠隔操作しながら、設定や操作方法の案内を受けたり、スマートフォンの利用方法など、電話越しに自宅で気軽に受講できるレッスンもあります。また、通常の取扱説明書とは別に、わかりやすいスマートフォンの使い方ガイド本を1冊もらえます。
ちなみに、60歳以上の方の3Gケータイから4G LTEスマホへの購入を伴う機種変更は、会員制のサポートサービス「auスマートサポート」が通常3か月間:3,000円が無料で利用できます。(4ヵ月目以降は月額418円)
機種変更時の事務手数料が0ゼロ円
「CDMA 1X WIN」または、「4G LTE」サービスを契約で、最新購入機種がau VoLTE非対応のau携帯電話をご利用中の方が「4G LTE」サービスに機種変更(契約変更)された場合、機種変更の事務手数料が全額割引になります。
注意点
契約者名または利用者が60歳以上
契約者名・利用者登録のいずれかで、利用者の年齢60歳以上の確認ができないと割引が適用されませんので、不安な場合はauショップ等で確認をしましょう。
適用時期
2018年11月15日以前に契約で、既に「BASIO3」 か 「LG it」を購入・「auピタットプラン(カケホ)」に加入している場合は、2019年1月31日時点の利用者年齢が60歳以上の方に対し、2019年2月1日以降の適用開始となります。
2018年11月16日以降の契約は、翌月利用分より割引適用となります。
データ通信は段階制(auピタットプラン)
通話はかけ放題で0円ですが、データ通信(ネット利用)を使う場合は注意が必要です。Wi-Fiに接続せず単独通信で1GB以上の通信をすると段階的に請求金額が上がっていき、更に通信料金が最大4,000円まで上乗せされます。
参考:「auピタットプラン」は本当にお得?使わなければ安いけど欠点もある。
まとめ
「カケホ割60」は、契約者が60歳以上だけでなく、利用者が60歳以上であれば契約者が60歳以下でもキャンペーンの対象になります。
また、遡って以前に購入した機種・料金プランが適用条件を満たしている場合、2019年1月31日時点で60歳になっていれば、2月請求分から、割引が適用される予定ですので要チェックです。
その他、ずっと機種変更を見送って旧機種のガラケーを使い続けている方は「ケータイ⇀auスマホ割」が適用されますし、人気シリーズのXperia Z3やURBANO L03(アルバーノ)iPhone 5sなどからの機種変更も事務手数料が免除になります。
また、多くの機種に購入サポートで大幅に値引きが入ったりと、好条件が揃っていますので、機種検討のチャンスです。
au:カケホ割60
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,300円)もかかりません。
公式:ドコモオンラインショップ
公式:auオンラインショップ