ドコモが2,178円でスマホが持てると宣伝しているため、「月々2,178円でスマホが持てるなら良いかも」と、料金相談の来店が増えています。
しかし、実際には2,178円でスマホを持つには条件が厳しく、ひとりでスマホを使うのか、家族でスマホを使うのかで維持費や使用状況がかなり変わってきます。そこで、今回はどうすれば2,178円でスマホを持てるのか、なぜ2,178円で持てないのか解説していきます。
ドコモの2,178円は現実的に可能なのか?
「ドコモでスマホを使うなら、毎月いくらかかるのか?」このような質問は多いですね。
相談者の中には「CMでは月々2,178円でスマホが持てると言っていたが、実際には8,000~10,000円程度支払っている。何でそんなに料金がかかるのか理由を知りたい。私は、ドコモに騙されている。」と、メールをいただくこともあります。
「月々2,178円でスマホが持てるのか?」
結果から伝えると、ドコモで2,178円でスマホを持つことは可能だが、条件が厳しく、現実的ではない。
月々2,178円でスマホを持つための条件とは?
月々2,178円で持つための条件とは?
- 家族でパケット通信量5GB以内に抑えている。
- 家族以外の通話料金が含まれていない。
- 補償サービスに加入していない。
- 端末代金が含まれていない。
- 対象機種が限定されている。
今回の月々2,178円~というは、5つの条件を満たし、さらにドコモで15年以上契約している方が最低1人いる場合、実現できる金額設定となっています。
家族でパケット通信量5GB以内に抑えている。
家族でパケットを分け合うためには、「ベーシックシェアパック」の契約が必要です。
ベーシックシェアパックとは、4段階制の料金プランとなっており、パケットを使用した分だけ請求される仕組みです。パケット通信量が少なければ請求金額も少なく、逆にパケット通信量が多ければ、請求金額も高くなります。
あくまで、家族でパケット通信量を分け合うので、自分だけパケットの使用を制限しても、他の家族がたくさん使ってしまえば、請求も高くなってしまいます。
そして、月々2,178円の条件が「~5GB(6,500円)」までに抑えることになります。1人でも5GBが標準と言われている中で、3人で合計5GB未満に抑えるというのは難しいでしょう。
ですが、例えば、自宅にWi-Fi環境がある、自分以外の家族はシニアでネットの利用がない・・・。などの条件があれば不可能ではありません。
家族で5GB未満にするためには?
- メールとLINE以外は使わない。
- 自宅にWi-Fi環境を作る。
- モバイルWi-Fiルーターを持ち歩く。
ちなみに、②と③は別途契約が必要なので、そちらの費用は発生します。
しかし、~5GB(6,500円-900円+1,000円÷3人=2,200円/人)に抑えることができなくても、~10GB(9,000円-1,100円+2,000円÷5人=2,000円)を家族5人で分け合うことができれば、結果的に料金は変わりません。
筆者は10GBを3家族(合計6人)で分け合っているので、1人あたり1,870円程度に抑えることができています。※Wi-Fi環境があります。
家族以外の通話料金が含まれていない。
上記の通話プランでは、980円のシンプルプランとなっています。これは、基本料金が安いかわりに無料通話は含まれていません。もし、家族以外に通話した場合は、30秒/20円の通話料金が発生します。
通話の基本料金
- シンプルプラン:1,078円(無料通話なし)
- カケホーダイライトプラン:1,870円(5分間かけ放題)
- カケホーダイプラン:2,970円(24時間かけ放題)
補償サービスに加入していない。
ドコモでは、「ケータイ補償サービス」か「Apple Care+」のどちらかの補償サービスに加入することが可能です。
月額330円~750円の補償に加入していることで、故障・水濡れ・紛失(Apple Care+は対象外)など予期せぬできごとに対応でき、割安な金額で修理やリフレッシュ品に交換が可能になります。
スマホの補償サービスの加入の有無については頻繁に議論されており、ネットでは不要だという記事もよく見かけます。しかし、私は必要だと感じており、毎回加入しています。
※「dカード GOLD」を持っている場合、独自のdカードケータイ補償が付帯されています。
端末代金が含まれていない。
上記では、端末代金も含まれていません。
ここでは、docomo withと対象機種が限られていますので、一括で購入してる場合、30,000円~50,000円程度の端末代金が別途必要です。もし、分割購入の場合、月々1,000円~1,600円×24回が加算されます。
対象機種が限定されている。
上記のdocomo withで1,500円がずっと割引になるには、購入する機種が限定されています。
2018年9月現在のdocomo with対象機種は6機種となっていますので、最新のiPhoneやAndroidは対象外となります。そもそも、docomo with以外の機種となると、1,500円の割引もなく、機種代金も高額になるため、料金がさらに高くなります。
まとめ
なかなか、2,178円でスマホを持つのは難しいでしょうが、ドコモで携帯料金を安くする秘訣は以下の5つです。
料金を抑えるポイント
- 家族以外の通話を減らす
- Wi-Fi環境以外での通信を減らす
- Wi-Fi環境をつくる
- docomo withを狙う
- 料金プランを家族でまとめる
もし、docomo with以外の機種を希望する場合でも、できるだけ多くの家族でパケットを分け合うことができれば、その分料金を抑えることができます。
どうしても、「ドコモの料金を安くしたい!」と、お悩みの方はこちらも読んでおきましょう。
関連記事:ドコモの現役ショップ店員が料金を確実に安くする方法を徹底的に解説!
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