ソフトバンクは、2020年3月12日から、新しい料金プランの提供を始めました。新たな料金プランは、ヘビーユーザーとライトユーザーの両タイプのユーザーを対象にした「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」の2つです。
その一方で、旧料金プランの「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」の2つは受付終了となり、今後は順次、新旧の料金プランが切り替えとなるようです。
昨年は、auでも繰り返しプランの変更がありました。「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」の内容が気になるところです。そこで、今回は特にauの料金プラン「auデータMaxプランPro」とソフトバンクの「メリハリプラン」のどちらがお得なのかを比較、解説いたします。
auとソフトバンクで乗り換えを考えている人は、ご参考までご覧ください。
メリハリプランは変動プラン?それとも定額プラン?
新たに始まる、「メリハリプラン」は、料金変動型のプランでも、ただの定額プランでもありません。ちょっと面白いプランです。
ベースは、データ通信量の上限が50GBの高容量プランです。
「メリハリプラン」と「ウルトラギガモンスター+」のベースになる基本料金
- 基本プラン:1,078円
- データプラン:7,150円
- 月額料金:8,228円
月額料金は、基本プラン1,078円とデータプラン6,500円で合計8,228円。でも、月間データ使用量が2GB未満の場合は月額料金が1,500円ダウンします。
そのため、月額料金は6,578円になります。
これは旧プランの「ウルトラギガモンスター+」にはありません。
月間データ使用量が2GB未満時の割引を除けば、「ウルトラギガモンスター+」も基本的には中身は同じです。対象の動画・SNSを利用する際の通信は、通信量に含まないという条件も同じです(動画SNS放題)。
動画・SNS放題の対象の動画
- YouTube(対象外:ライブ配信投稿)
- Amazon Prime Video
- AbemaTV
- TVer
- GYAO!
- kurashiru
- Hulu
- スタディサプリ/スタディサプリ English
- AR SQUARE
- VR SQUARE
- FR SQUARE
- バスケットLIVE
動画・SNS放題の対象のSNS
- LINE(対象外:無料通話・ビデオ通話)
- Instagram(対象外:音楽の再生)
- Facebook(対象外:Messenger)
- TikTok
メリハリプランとauデータMAXプラン Proの違い
「auデータMAXプラン Pro」も「メリハリプラン」もベースになっている月額料金は同じ8,228円です。そもそも、auの「月間データ通信量の上限なし」とソフトバンクの「動画SNS放題」では、実際ユーザーの使い勝手はあまり変わりません。
auデータMAXプラン Pro
- 通話(基本プラン):1,078円
- データ(データプラン):7,150円
- 月額料金:8,228円
しかし、ソフトバンクの「メリハリプラン」は、月間のデータ通信量が2GB以下だった場合、自動で基本料金から1,500円が割引になる逆変動型とでもいうようなプランです。
メリハリプラン(※データ通信量2GB以下の場合)
- 基本プラン:1,078円
- データプラン:7,150円
- 割引(~2GB):-1,650円
- 月額料金:6,578円
さらに「みんな家族割+」や「おうち割 光セット」が適用になることで最大3,000円が永年割引となります。
「みんな家族割+」とは、同じ家族割引グループ内の、回線数によって以下の金額が月額料金から割引かれます。
- 2回線:550円
- 3回線:1,650円
- 4回線以上:2,200円
おうち割 光セットは、対象の固定回線(SoftBank 光・SoftBank Airなど)を、携帯契約者本人か、家族の契約で、最大1,100円が永年割引かれます。
諸々の割引を総動員すると、メリハリプランの基本料金は以下の通りです。
- 基本プラン:1,078円
- データプラン:7,150円
- みんな家族割+(4人):-2,200円
- おうち割 光セット:-1,100円
- 月額料金:4,480円
しかも、月間のデータ通信量が2GB以下だった場合、上記の金額から、さらに1,650円割引で月額3,278円となります。
「auデータMaxプランPro(2年契約N適用時)」の場合
- 基本料金(通話プラン+データプラン):8,228円
- 家族割プラス(3人以上):-1,100円
- スマートバリュー:-1,100円
- 月額料金:5,440円
ソフトバンクの「メリハリプラン」と「auデータMaxプランPro」を比較してみると、auはデータ上限なしとは言え、割引を適用前は同額の8,228円にも関わらず、全ての割引を適用させると、auのほうが1,000円高くなります。
「メリハリプラン」と「auデータMAXプラン Pro」の補足ですが、音声通話について説明いたします。通話料はauもソフトバンクも、家族以外への発信通話は20円/30秒です。
通話が多い人向けには「通話オプション」というのがあり、時間制限なしのかけ放題と5分間のかけ放題から選べます。
ソフトバンクの通話オプション
- 準定額オプション(1回5分無料):880円
- 定額オプション(24時間無料):2,178円
メリハリプランの通話オプションには、留守番電話プラス/割込通話/グループ通話/一定額ストップサービスが付いています。
auの通話オプション
- 通話定額ライト(1回5分無料):770円
- 通話定額(24時間無料):1,870円
ちなみにauの通話オプションは、留守番電話プラス/割込通話/グループ通話/一定額ストップサービスはありませんが100円安くなっています。
まとめ
みんな家族割の適用で、3人以上の家族のみんなが、高容量のデータ通信をするケースなどは、ソフトバンクの「メリハリプラン」にメリットがあるといえます。
また、月間のデータ通信が2GB以下なら、自動で1,650円割引になるのは画期的ですが、実際にそのメリットを享受できるくらいなら、上限の月間50GBも使わない可能性もあります。
仮にデータ利用量を2GBで利用したケースを考えたとして、auの比較対象プランは「新auピタットプランN(対象:1~4GB利用時)」です。
それなら、4GBまで安定した通信速度で利用でき、ソフトバンクの「メリハリプラン」と丁度同額の3,278円です。同額で2倍もゆったり使える点では、auを利用したほうが、メリットは大きいでしょう。
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