ソフトバンクから2019年7月26日、モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 802ZT」が発売されました。
通信速度は下り最大988Mbps、もうほぼ1Gbpsなので、理論値は「Softbank 光」並の速度となります。ただ、基本性能は大幅にアップしましたが、データ通信量と料金がお得とは言えません。
今回は「Pocket WiFi 802ZT」を購入しようと検討している人に特徴などについて解説します。
最速下り最大988Mbpsの高速通信
「Pocket WiFi 802ZT」の特徴として、まずは高速通信がありますが、キャリアアグリゲーション、4×4MIMO、256QAMなど、高速通信を実現する技術をとにかくぶちこんでいます。
過去に発売されている「Pocket WiFi 601HW」が下り最大612Mbpsなので、相当早くなりました。
QRコードでかんたんに接続
モバイルWi-Fiルーターを使ってWi-Fiに接続する場合、初期設定でパスワード等の入力が必要です。
これって、スマホの操作に慣れていない人にとってはちょっとした手間になります。しかし、「Pocket WiFi 802ZT」はディスプレイに表示される「QRコード」をスマホのカメラで読み込むだけで、簡単にWi-Fi接続ができるようになりました。
生活防水対応
「Pocket WiFi 802ZT」は生活防水対応です。
実は、Wi-Fiルーターは防水機能がついていない機種が多いです。外出先でも使いたいという人にとっては、生活防水でもついていた方が安心して使えます。
クレードルを使えば優先LANで接続可能
別売りのクレードルを使用することで、有線でLAN接続やWAN接続を行うことが可能です。最大16台の機器に無線で同時接続することもできます。外出先では、モバイルWi-Fiルーターとして、自宅では光回線のWi-Fiルーターとして使用している人もいますね。
機種代は実質0円
「Pocket WiFi 802ZT」は、36回の分割契約なら実質0円で購入できます。
- 機種代金:1,180円×36ヶ月
- 月月割:-1,180円×36ヶ月
- 実質負担額:0円×36ヶ月
新規契約だけでなく機種変更も実質0円なので、買い替えたい人も維持費を変えずに機種変更が可能です。ただし、36ヶ月以内に解約すると残債が残ってしまう点には注意が必要です。
802ZTのデメリット
高速通信でQRコードで簡単にスマホと接続でき、生活防水付きで実質0円、良いことだらけのように見えますが、「Pocket WiFi 802ZT」にもデメリットはあります。
4G/LTEデータし放題フラット | 4,531円(税抜 4,196円) |
4Gデータ通信基本料 | 540円(税抜 500円) |
Pocket WiFi 特別キャンペーン | -1,080円/月 |
機種代金36回分割 | 1,180円/月 |
月月割 | -1,180円/月 |
毎月のお支払い | 3,991円/月 |
毎月の支払額は3,991円なのですが、7GB以上使うと速度制限がかかってしまうのです。
いまどき、月間データ通信量が7GBで制限がかかるなんてと思うかもしれませんが、毎月4,000円近く払うのに、7GBまでしか使えないのはちょっと割高に感じるのではないでしょうか?
通信無制限で月額3,828円のWi-Fiもある
今は、モバイルWi-Fiルーターもさまざまな種類が発売されていて、ソフトバンクにこだわらないなら無制限でもっと安いものもあります。
それは、「どんなときもWiFi」です。これならデータ容量無制限でネットが使い放題です。
しかも、月額3,828円で使えるので、「Pocket WiFi 802ZT」よりも維持費を抑えられます。とにかく、お得で安いモバイルWi-Fiルーターを探しているなら、ソフトバンクに縛られず柔軟に探した方がいいかもしれませんね。
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