卒業、入学シーズンになると、必ず「新規契約」や「機種変更」を目的に来店が増えてきます。この時期のドコモショップでは、2時間待ち、3時間待ちは当たり前、店舗によっては「来店予約」も1週間先など・・・。かなり混雑しています。
また、購入する機種も何が良いのか決められない。子供に聞いても「iPhoneが欲しい!」というのは分かりますが、どのiPhoneが欲しいのか迷っている親子がほとんどです。
現在、ドコモで販売されている「iPhone」の種類は、iPhone Xs/Xs Max、iPhone XR、そして、型落ちのiPhone 8、そして「docomo with」対応のiPhone 7が主力商品となっています。
今日は「ドコモで販売されているiPhoneで子供が持つならどれ?」を基準に解説していきます。
新規で購入するならiPhone Xs?XR?
2019年3月現在、子供の新規契約で希望が多いのは「iPhone Xs」です。しかし、その理由を確認してみると、「分からない!」とか「ネットでいい機種だと書いてあったから!」だそうです。
もちろん、親に確認してみても「何を買ったらいいのか分からない。子供に任せます・・・」おそらく、この記事を読んでいる読者さんも同じではないでしょうか。
ここで、まずはスマホやiPhoneを選ぶ基準を確認しておきましょう。どんなスマホを購入すればいいのか、自分なりの基準を理解することが大切です。
- お金は気にしない。最新で性能が良い
- 性能は高いほうがいい。でも維持費は抑えたい
- 性能はそこそこでいい。とにかく維持費を抑えたい
過去記事でも解説していますが、大まかにスマホを選ぶ基準は上記の3つです。そして、それを元に機種を選ぶと下記の通りになります。
- お金は気にしない → iPhone Xs
- 性能は高いほうがいい → iPhone XR
- 性能はそこそこでいい → iPhone 8/7
最近、「iPhone XsとiPhone XRは何が違うのか?」という質問が多いです。実際、何が違うのか比較してみても、大した違いはありません。ちなみに、iPhone XsとXs Maxはサイズの違いだけです。
XsとXRの性能の違い
iPhone XsもiPhone XRも、チップは同じA12 Bionicを使用しています。処理性能や操作性で明確な差を感じることはないでしょう。はっきり違う点はカメラとディスプレイくらいです。
iPhone Xsは、デュアルカメラで2倍の光学ズーム、最大10倍のデジタルズームです。iPhone XRは、シングルカメラで最大5倍のデジタルズームです。近距離だけの撮影なら違いは分からないでしょう。
ディスプレイでは、iPhone XsはSuper Retina HDディスプレイで3D Touch対応。iPhone XRはLiquid Retina HDディスプレイで3D Touchは非対応です。パッと見た感じでは、綺麗さや違いは分かりません。
おそらく、3D Touchを搭載してるか、していないか。この程度で問題ありません。ちなみに「3D Touch」を重視しているユーザーもあまりいません。
関連記事:iPhone Xの後継機。iPhone Xs/Xs Maxは何が進化したのか?
関連記事:iPhone XRが売れる理由を解説!価格とスペックはどう影響する?
値段の差は恐ろしい
ちなみに、スマホデビューならiPhone XRでも十分満足できるでしょう。それだけ、XRの性能は優れています。評判だけでXRはダメだと決めつけ、Xsを購入するのは間違いです。
性能の違いがハッキリしないなら決め手は「本体価格」です。次に、iPhone XS(64GB)とiPhone XR(64GB)を「新規契約」した場合で比較していきます。
2019年3月20日より、端末購入サポート対象機種が増えました。新規やMNPの場合、iPhone Xs/Xs Maxも総額10万円以下になり、分割審査が通りやすくなっています。
関連記事:駆け込み需要!端末購入サポートで「iPhone Xs/Xs Max」の分割審査が通りやすくなる!
iPhone XS(64GB)
iPhone XS(64GB)の機種代金は「128,952円」です。オンラインショップで購入した場合、さらにSPECIAL特典で「5,184円」割引になりますので、残りを24回分割購入したとします。
- 機種代金:5,157円×24回
- 月々サポート:−2,457円×24回
- 実質負担金:2,970円×24回
毎月の基本料金に実質負担金2,970円が加算されますので、結構な痛手でしょう。しかも、機種代金は総額10万円を超えますので、分割審査も厳しくなります。専業主婦やパート勤務だけでの収入では、分割審査に通らない可能性が高くなります。
iPhone XR(64GB)
iPhone XR(64GB)の機種代金は「98,496円」です。
しかし、「新規契約」なら端末購入サポートで58,968円割引、iPhoneデビュー割で8,424円割引になります。さらにオンラインショップで購入した場合、SPECIAL特典で5,184円が機種代金から割引になりますので、一括価格は「25,920円」となります。
残りを24回分割購入したとします。
- 機種代金:98,496円
- 端末購入サポート:−58,968円
- iPhoneデビュー割:−8,424円
- オンラインショップSPECIAL特典:−5,184円
- 実質負担金:1,080円×24回
iPhone XS(実質負担金2,970円)と比べて1,600円も安くなり、しかも割引が適用されることで一括26,000円になります。分割購入できない方でも一括で購入できそうです。
性能の違いは少なくても、機種代金や月々の維持費はだいぶ変わります。
もし、XsとXRのどちらかで迷っているなら、この料金の差を考慮すると良いでしょう。まぁ、親の都合を言わせてもらうなら、迷わず「iPhone XR」を選んでほしいところでしょうね。
iPhone XRと8ならXRがオススメ!
ちなみに、性能よりも料金を重視する方はXRと8、または7で悩むことになります。
iPhone XR(64GB)とiPhone 8(64GB)は、性能だけでなく、サイズもだいぶ変わります。「どっちのほうがオススメ?」と聞かれたら、個人的にはXRをオススメします。
しかし、iPhone 8にはXRにはない人気のポイントがあります。まずはサイズがコンパクトであること。そしてホームボタン搭載、Xsにも搭載されている3D Touchも対応しています。性能だけではない「こだわり重視」ならiPhone 8もアリでしょう。
しかし、性能の違いはあっても、料金の違いは意外と少ないです。
iPhone 8(64GB)
iPhone XR(64GB)の機種代金は「88,776円」で、XRよりも10,000円ほど安くなります。また、端末購入サポート対象機種に追加されています。
新規、機種変更(Xi→Xi)の場合
- 機種代金:88,776円
- 端末購入サポート:−69,336円
- 実質負担金:810円×24回
MNP、契約変更(FOMA→Xi)の場合
- 機種代金:88,776円
- 端末購入サポート:−78,408円
- 実質負担金:432円×24回
新規、機種変更(Xi→Xi)の場合、実質負担金810円です。XRよりも200円ほどの差しかありません。明確なこだわりがなければ、XRのほうが良さそうです。最近では、XRのほうが売れています。
また、MNPや機種変更(FOMA→Xi)の場合、実質負担金432円です。これなら一括購入もできそうですね。
関連記事:iPhone 8/8 Plusのどちらがオススメ?比較ポイントを解説。
料金を安く抑えたいならiPhone 7がオススメ!
最後に、性能よりもとにかく維持費を抑えたいなら、docomo with対応の「iPhone 7(32GB)」が人気です。
XR(64GB)や8(64GB)と比べて、性能や本体容量も劣ります。しかし、それを上回るだけの料金特典がドコモのiPhone 7(32GB)にはあります。
ちなみに、本体容量(32GB)が心配なら、写真や動画を「SDカード」に移しましょう。専用のアクセサリー(iOS microSD リーダー/ライター)があれば、簡単にデータ移行もできますので、わざわざ本体容量の多いiPhoneを選ぶ必要もありません。
関連記事:iPhone ⇔ SDカードでデータ移行できる「iOS microSD リーダー/ライター」を使ってみた。
iPhone 7(32GB)
iPhone 7(32GB)の機種代金は「42,768円」です。しかも、機種代金が安いだけでなく、docomo withにも対応しています。
- 機種代金:1,782円×24回
- docomo with:−1,620円×永年
- 実質負担金:162円×24回
docomo withとは、対象機種を購入すると月々の料金から1,500円(税抜)がずっと割引になるお得なプランです。
しかも、機種代金の分割が終了しても、1,500円の割引は続きますので、毎月の基本料金は安くなり、お得に購入することができます。「性能より料金が重要!」という方は、docomo withを狙いましょう。
オンラインショップなら、頭金(相場5,000円~10,000円)や契約事務手数料等(2,000円もしくは3,000円)がかからないため、お得に購入することができます。
公式:ドコモオンラインショップ