今までは、とくに問題もなく通話(発着信)ができていたのに、突然電話がかからなくなることがあります。
そんなとき、自分のケータイが故障しているのか?または相手のケータイが調子悪いだけなのか?それとも、通信設備のトラブルで利用者全てが発着信できないのか?・・・など。理由はさまざまです。
そして、今回は特定の相手にだけ発着信できなくなったときに確認することを紹介していきます。
通話ができないとき
通話ができない理由はさまざまです。
まずは「何がどうなっているのか?」を確認(切り分け)することが大切です。ちなみに、通話ができないことと、発着信ができないことは別モノです。
通話ができない場合
「通話ができない」とは、発着信はできる(コールが鳴る)状態です。
まずは特定の相手だけに事象が発生するのか、または全ての相手に同様の事象が発生するのか確認しましょう。主な症状は以下の通りです。
- 自分の声が相手に届かない。
- 相手の声が聞こえない。
- スピーカーやイヤホンであれば通話ができる。
基本的には、上記の事象が特定の相手にだけ発生している場合、こちら側の問題だけでなく相手側の問題(故障や不具合)の可能性もあります。そして、この3つの事象に関しては、「一時的な不具合」か「故障」かの判断に分かれます。
一時的な不具合の対処法
- 電源再起動する
- SIMカードの抜き差しをする
上記の方法で改善した場合、一時的な不具合ですので端末故障ではありません。しかし、頻繁に不具合が発生するなら、SIMカードの交換や端末修理が必要です。
発着信できない場合
上記では、発着信できる状態(コールが鳴る、メロディーが鳴る)ですので、故障や一時的な不具合だと判断できるでしょう。
しかし、中には発着信できない状態(コールが鳴らない、メロディーが鳴らないなど)もあります。「毎回、プープーと話し中になっている。」「ガイダンスが流れる。」「プープーもガイダンスも流れずぶつっと切れてしまう」など。
この場合、端末故障や不具合ではなく、相手側が着信拒否していることが多いです。
着信拒否の設定は、指定番号、電話帳登録外 、 非通知、公衆電話、通知不可能などからの着信を拒否することが可能です。ただし、相手側にはコールは鳴りませんが、着信履歴は残ります。
例えば、何時かけても話中音(プープー)になっている場合、相手側の本体設定で着信拒否になっていることがあります。
- Android:「通話」→「設定」→「通話設定」→「着信拒否設定」
- iPhone:「設定」→「電話」→「着信拒否設定と着信ID」
上記の手順で、相手側に着信拒否設定を解除してもらいましょう。
ほかにも、特定のガイダンスが流れている場合、着信拒否だけでなく、相手の都合で着信ができない場合もあります。
(例)着信できないガイダンス
- 着信拒否:おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。
- 料金未納:お客様のご都合により通話ができなくなっています。
- 利用中断:お客様のご希望により、しばらくの間止めております。
- 端末操作:ただいま、電話に出ることができません。
- 解約済み:おかけになった電話番号は、現在使われておりません。
- ドライブモード:ただいま運転中もしくは携帯電話の利用を控えなければ~。
迷惑電話ストップサービスとは(ドコモ)
繰り返しかかってくる迷惑電話やいたずら電話を拒否できるサービスです。あらかじめ登録した番号(指定した番号、最後に着信し通話した番号)からの着信をガイダンス「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」で応答し、自動的に電話を終了させます(お客様の携帯電話に着信履歴は残りません)。
参考:迷惑電話ストップサービス
相手に着信拒否をされてしまったと気づいたときには、ショックを受けること間違いなしですが、最近のスマホやiPhoneでは、着信履歴から簡単に拒否設定が可能です。(とくに珍しい話しではありません。)
そして、自分でも気づかないうちに、間違って設定してしまうことがあります。ぜひ、着信できないときには設定確認しましょう。