最近のスマートフォンはどれも性能が高いです。普段、電話やメール、LINEやネット検索など、ヘビーユーザーでなければ、どんなスマートフォンを購入しても特に問題ありません。
店頭では、「自分に合ったスマートフォンはどれか?」と、悩んでいるお客様をよく見かけます。店員の説明を聞いてもよくわからない、何か余計なモノまで売りつけられそう、騙されているのでは?と、不安になり購入できずに帰られる方も多いです。
そこで、今回は自分に合ったスマートフォンを見つけるポイントを紹介します。
スマホを3種類に分けてみる
最近のスマホは、大きく3つに分類することができます。
- 最新のハイスペック
- 型落ちのハイスペック
- 低価格のミドルスペック
1.最新のハイスペック
メーカーが特に力を入れて開発し、性能の良いスマホとなっていますが、その分本体代金は約80,000~150,000円と高額です。大手キャリアでの実質負担金(本体価格-割引)は24回払いで月々1,500円~5,000円が相場です。
2.型落ちのハイスペック
①の型落ちです。最近のスマホは半年~1年ごとに新商品が発売されるたびに、割引金額が増額され、月々の実質負担が下がってきます。こちらは24回払いで月々800円~1,500円が相場です。
3.低価格のミドルスペック
こちらは主にライトユーザー向けの製品です。カメラの画素数や処理性能、本体容量が少ないなど、ハイスペックスマホと比べて機能が劣っている分、本体価格30,000~50,000円は安いです。また割引金額も高くなるため、実質負担金は24回払いで月々0円以下~500円が相場です。
実質負担金とは何か?
まずは、自分に合ったスマホを購入するために、実質負担金というものを理解してください。
実質負担金とは、端末代金と月々の割引金額の差額を実質負担金と呼んでいます。月々の割引のことを、ドコモでは「月々サポート」、ソフトバンクでは「月月割」、auでは「毎月割」と呼んでいます。
※機種や料金プランによって月々の割引がない場合もあります。
2018年7月現在、ドコモで発売されているiPhone X(64GB)の本体代金は(総額 125,064円)ですが、実質負担金は(総額 68,040円)になっています。店頭では実質負担金での表示がメインになっており、これが非常に分かりづらいと問題となっています。
例えば、店頭での価格表には6万円と記載されているので一括で購入しようと思っていても、実際の請求は12万円です。「実質負担金6万円って書いてあるのに、12万円も請求されるの?」と、ほとんどのお客様が驚かれます。
このカラクリは、本体代金12万円と変わりませんが、実際に割引されるのは一括ではなく分割(24回/48回)です。そのため、仮に一括購入であれば12万円ですが、割引適用後の総額は6万円となるわけです。店頭での価格表は本体価格ではなく、実質負担金が目立つように表示されているケースがほとんどのため、混乱しやすい状況となっています。
※一括で割引になることもあります。
分割購入できないこともある
最近のハイスペックスマホは、上記の通り80,000円~150,000円と高額です。
しかし、店頭では実質負担は総額で0円~60,000円程度で表示されています。例えば、15万円なら分割購入するけど、6万円なら一括購入できるという方もいます。しかし、分割購入するためには、割賦購入するための審査があり、その審査に通らないと分割購入できません。
また、総額10万円を超える場合、分割の審査は通常よりも厳しくなり、年収やローンの支払い状況が影響します。そのため、分割の審査が通らず、スマホが購入できない方も年々増加傾向にあります。
まずは、「自分は分割購入できるのか?」がポイントです。
型落ちスマホが売れている
一昔前と違って、最近のスマホは性能がとても良くなっています。
気持ちとしては、「やっぱりどうせ買うなら最新のスマートフォンが欲しい。」と、思うところですが、最近の傾向では型落ちハイスペックスマホが人気です。
上記は、2018年7月のドコモで発売されている「Xperia XZ2 SO-03K」の価格表です。
Xperia XZ2 SO-03K
- 本体代金:総額94,608円(3,942円×24回)
- 月々の割引:総額−46,656円(−1,944円×24回)
- 実質負担金:総額47,952円(1,998円×24回)
しかし、同じハイスペックスマホですが、型落ちになることで実質負担金はかなり少なくなっています。
Xperia XZ1 SO-01K
- 本体代金:総額86,184円(3,591円×24回)
- 月々の割引:総額−66,096円(−2,754円×24回)
- 実質負担金:総額20,088円(837円×24回)
Xperia XZ1 SO-01Kは、2017年11月に発売された製品ですが、実質負担金は最新の半額以下です。もちろん、性能の違いは多少ありますが、一般的には全く問題なく使用することができます。1年も経たないうちに手頃な値段で購入できるのは賢い選択です。
次に、「型落ちハイスペックを狙ってみる!」がポイントです。
ちなみに、ドコモでは端末購入サポートという割引キャンペーンが実施されています。そうすると、一括648円で購入できるスマホも登場してきます。
関連記事:【ドコモ】分割審査が通らない?Xperiaやarrowsが期間限定で一括648円で買える!
スマホで何がしたいのか?
機種を選ぶ基準のひとつとして、スマホで何がしたいのか?優先する機能は何か?ということです。
例えば、カーナビやデジカメの代わりにスマホを使いたい、パソコンの代わりにネット検索ができればいい、綺麗な映像と音質で動画が見たい、とにかくゲームアプリがしたい・・・など。スマホで出来ることはたくさんあります。
そんな中で、あなたが優先するものを決めることで、どんなスマホが一番合っているかを選択する手がかりになります。
例えば、通話とLINEができればいいだけの人が10万円以上もするハイスペックスマホを購入する必要はないですよね?
維持費を抑えたいならミドルスペック
機能よりも維持費を優先するなら、ハイスペックスマホや型落ちハイスペックよりもミドルスペックがオススメです。
毎月の携帯料金が高い人・安い人の違いは端末の実質負担金の差とも言えます。大手キャリアの料金プランはどの通信会社も同じですので、MVNO以外はどの会社も変わりません。そうなると、端末の実質負担金が安い機種を選ぶべきです
ちなみに、ドコモでは家族でパケットを分け合うシェアパック+docomo withの組み合わせは、格安スマホ並みに維持費を安くすることができます。
スマホを選ぶ基準はこれ
- お金は気にしない。最新で性能が良い → ハイスペックスマホ
- 性能は高いほうがいい。でも維持費は抑えたい → 型落ちハイスペック
- 性能はそこそこでいい。とにかく維持費を抑えたい → ミドルスペック
まずは、上記のポイントを目安に大まかな種類を決めておきます。
次に大まかな種類が決まったら、細かい部分をチェックしていきます。専門的な知識がなくてもザックリと下記の項目が高い数値になっていればいいです。
- カメラ→画素数
- 処理能力→RAM・CPU
- 保存容量→ROM・SDカード
スマホを選ぶ上で、詳しい知識がなくても、自分に合ったスマホを選ぶことはできます。あとは好きなメーカーで選ぶも良し、デザインで選ぶも良し、こだわった機能で選ぶも良し。
みなさんの参考になれば嬉しいです。
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,300円)もかかりません。
公式:ドコモオンラインショップ
公式:auオンラインショップ