携帯ショップへ行くと機種変更の手続きまでに1時間以上待たされた挙句、契約自体にも1時間〜2時間もかかり、帰る頃にはクタクタ・・・ということはありませんか?
更に家に帰ったらデータバックアップをして、復元して、アプリダウンロードして・・・。1日中スマホとにらめっこなんてこともよく聞きます。お店で全部やってくれないの?と言いたいところですが、最近では個人情報漏えいを防ぐためにも店頭でスタッフがデータ移行を全てしてくれることはありません。
中には、全く分からないから、せっかく買ったスマホが使えない。なんてこともあります。そんなことにならないためにも今からお伝えする事前準備をしておきましょう!
最重要事項!データのバックアップ
基本的に、auショップではデータ移行やアカウント等の設定はしていません。何故かというと個人情報に関わることですし、万が一データ移行の際にデータが消えて無くなってしまったら、責任を負えないからです。
自分のデータは自分で管理しておきましょう。機種変更する前には事前にデータのバックアップが必要になります。データのバックアップ方法は以下の通りです。
①SDカードへのバックアップ
スマートフォン(Android)やガラホは「データお預かりアプリ」というアプリを利用すると簡単にSDカードへデータがバックアップできます。(保存できるデータ量はSDカードの容量によります。)
au:データお預かり
Androidでバックアップできるデータ
- 電話帳、写真、動画、カレンダー、Eメール、SMS、ブックマーク、発着信履歴、ユーザ辞書、アプリ履歴、auベーシックホームの設定、壁紙、通知音、Wi-fi設定、音楽
ガラホでバックアップできるデータ
- 電話帳、写真、動画、カレンダー、Eメール、SMS、ブックマーク、発着信履歴、壁紙、通知音、音楽
ガラケーでバックアップできるデータ
- 電話帳、写真、動画
※ガラケーを使っている方は「データお預かりアプリ」は使えませんので、SDカードへ直接保存が必要です。
関連記事:iPhone ⇔ SDカードでデータ移行できる「iOS microSD リーダー/ライター」を使ってみた。
②auサーバーへのバックアップ
サーバーへのバックアップはAndroid、 iPhone、ガラホに対応しています。①でご紹介した「データお預かりアプリ」で保存先をauサーバーに指定するだけです。(保存できるデータ量は、auスマートパス・スマートパスプレミアム会員は50GB/未会員の場合は1GB)
Android、ガラホで保存できるデータは①と同様です。
iPhoneでバックアップできるデータ
- 電話帳、写真、動画、カレンダー
※ガラケーを使っている方は、「au one アドレス帳」という別の方法で電話帳のみauサーバーへバックアップができます。
③iCloudへのバックアップ(iPhoneのみ)
こちらはAppleが提供している iPhone用のバックアップサービスです。 iPhoneからiPhoneへのデータ移行しかできませんのでご注意ください。(保存できるデータ量は、5GBまでが無料。50GB(月額143円)/200GB(月額440円)/2TB(月額1,430円))
iCloudにバックアップできるデータ
- メール、リマインダー、Wallet、書類とデータ、電話帳、Safari、キーチェーン、 iPhoneを探す、カレンダー、メモ、写真
④iTunesへのバックアップ(iPhoneのみ)
こちらも③と同じく、Appleが提供しているサービスです。(保存できるデータ量はパソコンの空き容量によります)
バックアップできるデータ
- 電話帳、写真、カレンダーなど(詳細はAppleのホームページで確認が必要です)
初心者は遠隔操作サポートを使えばいい
今、使っている機種や、バックアップ方法によってバックアップできるデータが違ってきますので注意しましょう。実際にバックアップをする手順は、下記の方法で確認できます。
- auショップに行って手順書を印刷してもらう
- auお客様センターに電話をかけて操作案内をしてもらう
- 自宅のパソコンやスマートフォンからauの公式HPで確認する
実際にバックアップをする手順ですが、いずれかの方法で確認できます。
余談ですが、お客様センターのオペレーターに「遠隔操作サポートをお願いします」と言うと、遠隔操作をしてバックアップを手伝ってくれます。
- Androidスマートフォン、Androidタブレットのみ
- auスマートパス、auスマートサポート、故障紛失サポートのいずれかに加入しているのが条件
関連記事:auスマートパスって必要?解約すべき?メリット&デメリットを解説。
アプリのバックアップ
電話帳や写真のバックアップが終わりましたら、次はアプリのバックアップです。残念ながら、アプリのデータはSDカードやauサーバーにバックアップをすることはできません。
また、LINEやゲームのアプリはauが作ったものではないので、バックアップの手順書がなく、お客様センターに問い合わせたとしても「提供元(アプリを作ったところ)にお問い合わせください」と言われてしまいます。
①メールアドレスやパスワードをメモ
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSは、アカウントを作成する時にメールアドレスとパスワードを設定しています。
そのメールアドレスとパスワードメモしておけば、機種変更した後にまたアプリをダウンロードして、以前と同じように使うことができます。もし、登録しているメールアドレスやパスワードが分からない場合は、事前にメールアドレスやパスワードの再設定をしておきましょう。
②引継ぎアカウントやパスワードをメモ
ゲームアプリや、おサイフケータイを使っている方は「データ引き継ぎ」をしておかないと今までのアプリデータが消え、最初からになってしまいます。おサイフケータイの残高も消滅してしまうので注意しましょう。
ゲームアプリもおサイフケータイもアプリごとに引き継ぎの仕方が異なりますので、アプリの提供元に聞くのが一番です。その際、引き継ぎアカウントやパスワードが払い出されたり、自分で決めたりということがありますので、必ずメモを取りましょう。
おサイフケータイの預け入れ
ガラケーやAndroidスマホの場合、おサイフケータイが使えます。
ID、WAON、Suica、楽天Edy、nanacoなど、チャージしているものがあれば、残高の預け入れ作業をしておかないと、機種変更後に預け入れ(引継ぎ)ができず、チャージ分が消滅してしまうことがあります。
また、端末故障等により、預け入れ作業ができない場合、ショップで証明書を発行してもらい、申請することでチャージ分が戻ることがあります。
Apple IDやGoogleアカウントの管理
すでにスマートフォンを使っている方は、自分のApple IDやGoogleアカウントのログインパスワードは覚えていますか?もし、忘れてしまっている場合は、事前にパスワードの再設定をしておきましょう。
Apple:Apple ID のパスワードを忘れた場合
Google:パスワードを変更または再設定する
初めてスマートフォンを持つ方は、新規作成が必要になります。こちらも個人情報となるので、ショップスタッフが代わりに設定することはできません。店頭で初期設定ガイドブックを貰えるので、それを見ながら設定をしましょう。
まとめ
事前にバックアップをしておけば、機種変更時だけでなく携帯電話の故障や紛失時にも役に立ちますので、日頃からバックアップをしておくことをオススメします。
年々、個人情報の取り扱いについては厳しい取り締まりが行われており、ショップスタッフは安易に手を出せなくなっているのが実情です。大切なデータは人任せにせず、自分で管理しておくことが望ましいですね。
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,000円もしくは3,000円)もかかりません。
公式:ドコモオンラインショップ
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